★農の雇用事業★

水窪

2010年08月28日 06:35

この日は、名古屋にて農水省の進める「農の雇用事業」の研修会に出席

主に東海三県から、150名ほどの経営体の皆さんが来ていました



この事業は、農業法人などが新たに雇用する新規就業者に

農業生産技術やノウハウなど就農に必要な技術を取得させるため

その研修費として、国が一部経費を助成するというものです・・・

この日は、受け入れる農業法人・指導者の勉強会

丸一日、缶詰状態で、しっかりとレクチャーを受けてきましたよ(笑)



TVやマスコミを見ても、今年度の新卒者の就職状況は極めて厳しいようですね

若者が働きたくても、働く場がない・・・

いつから日本は、こんな国になってしまったのか?

高度成長期やバブルを経験した者にとっては、考えられないこの時代です


農業の分野において、就農の人口は増加傾向にはあります

ただ、それは代々の農家を継いだりした場合の話で

新規に農業の現場に入ってくる若者は多くありません

また、就農しても継続が難しいケースも多く見受けられます

慣れない仕事と農業への理想とのギャップで、断念するといった場合もありますが

受け入れ側(農業法人や大規模農家)の体制の不備や企業としての未成熟さも問題です

一般企業なみの所得の保障や各種社会保険、福利厚生の整備など、まだまだ課題が多く

私自身、農業経営者としても、反省・努力しなくてはならないことだと考えています

安心して、次代を担う若者達が農業という仕事を選択できる体制づくり

これまで、農を生業(なりわい)としてきた農業者達に課せられた責務でしょうね

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