★中島千波(なかじま・ちなみ)★

水窪

2010年08月25日 06:25

事務所の机横には、日本・西洋画家の画集の数冊が置いてあり

その中の一冊に、中島千波(なかじま・ちなみ)「桜花抄」がある



先日訪れた長野・小布施の町で、日本画家の中島千波は生まれた

時間がなく、せっかくの「中島千波館」を見てこられなかったのは残念だったが・・・

素描集の「桜花抄」には、桜をはじめとした花シリーズが描かれている

桜は千波が得意としたモチーフであり得意としていた

「花を観察することから、人生について考えることが出来る・・・」という

千波の描く古木大樹の桜は、繊細なスケッチとともに

単なる桜の姿以上に多くを物語っている・・・



桜は、古くから日本の神木とされ

聞くところによると、農村では暦(こよみ)としても使われていたそうで

桜の花が咲けば、田植えを始めるという風に生活と深く結びついていた

水窪の大野集落にも、旧学校跡地に古木の桜の木があり

最近では、時期になると多くの観光客が訪れる

ただ、見る者によって、その姿が語るものは様々であるが、、、

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