★茶業の高齢化と衰退★

水窪

2010年05月28日 07:48

北遠をはじめ茶農家の高齢化が目立つようになりました

龍山では、例年ですと5月の連休に帰省した家族で茶摘みを行なうのですが

今年は、その時期に摘むことが出来ず、収穫が出来ない家が続出・・・

高齢者の農家世帯では、お茶摘みもままならない状態になりました



今年は、その摘採の応援にある農家を訪ねました

ご主人は86歳で、奥さんは82歳になり

どちらも体調を壊し、お茶摘みが出来ない

近所の家も同様に高齢農家で、自身の摘みとりで精一杯だという

なんとか助けて欲しいとのお話・・・

二人用の茶摘み機を持参し、約300キロの生葉を刈り取りました


その作業の最中に今度は、同じ集落の別の家からも応援の依頼が・・・

こちらもご夫婦も80歳を越えており、摘み採りが困難だという

また、その隣の家では高齢のひとり住まいで

ここでもなんとかならないのか?と訪ねられる始末・・・

こちらは、地元の茶農家が応援に入って摘み取りを終えましたが

北遠山間地の茶業は、確実に限界をむかえている事を痛感しました


立派な段々茶園が広がるここ龍山でのお茶づくり

いつまで、つづけることができるのだろうか、、、

そんな想いを抱きながら、依頼された茶畑をあとにしました

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