★新茶シーズンの始まり★

水窪

2010年04月08日 08:27

鹿児島で新茶市場が始まりました

初取引の内容は、昨年より良かったようで、まずまずでしょうか

ここ数年は、厳しい幕開けだっただけに

茶農家も関係者もひとまずは、ホッとしているようですが・・・

ただ、まだ始まったばかりですので、これからが本番となります



お茶というのは、他の野菜や花卉などと違い、年に一度の生産・取引で

農家にとっては、その収益の大半が新茶(一番茶)でまかなわれます

もちろん、二番茶・三番茶・秋冬茶番などがありますが

その取引相場(値段)も、この4月~5月の限られた時期に決まってしまいます

良くも悪くも一年の商いの全てが託される数週間・・・

農家も問屋もピリピリと神経を使うのは当然ですね

うちのような零細でも、シーズンピークには

一日の荒茶出荷額が100万円単位になります

昔ほどではないにしろ、それこそ昼も夜もない24時間体制・・・

先代からよく言われたのが

「この時期は、一日で一ヶ月分を稼ぐんだぞ!」、その反面

昨年のように遅霜などの天災を受ければ、一年の儲けは全くなくなります


四半世紀、この業界で仕事をしてきましたが

一般の人にとっては、随分変わった世界かもしれませんね。。。

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