本年度、農水省から委託を受けたグリーンツーリズム事業も終わりました
年度末に提出の報告書の〆切りがもうすぐとなり
この日は、コンサル会社との打ち合わせと最終確認をおこないました
書類は添付資料もあわせ、合計で300ページほどにもなります
もちろん、関係者それぞれが手分けして、「なんとか間にあった」という感じでしょうか
実は、この仕事も山間地域の活性化を目的とした試験事業なのですが
取り組むほどに、その課題や難しさが浮き彫りとなってきます
これまで中山間地の産業政策は、土木工事を主とする公共事業でしたが
今は、地域資源である環境や農林、観光を活用した
民間主導による地域づくりを推進しています
しかし、財源も人材も培われたノウハウも乏しい過疎地域において
それは、とても難しい問題である事は否めません
(けっして、弱音やあきらめで言っているのではありません)
これまで、お上から与えられてきた仕事を、自ら創りださないといけない時代に、、、
そのためには、まず地域住民の意識改革に相応の時間を要します
もちろん、研修視察では成功した先進地域にも行ってきましたが
全てを成功に導くには、幾つかの条件があることも事実です
例えば地域における観光資源は、必要条件ではあるが絶対条件ではありません
必ずしも名所史跡、景観や施設の充実が求められるわけではありませんが
住民の危機感や取り組む熱意・創意工夫は、必要かつ絶対条件となってきます
自治体のサポートと人材確保、地元企業の資金的バックアップ
そして、それらが連携できるシステムの構築も必要となります
よく言われる「よそ者、若者、ばか者」目線も、なくてはなりません
以前、水窪の街を訪れた知り合いの感想です、、、
「山間地の活性は何かと問われれば
ここにいる住民が、この街をどうしたいのか・・・
そして、そのメッセージを都会人に伝えること」
まずは、それが全ての気がします