★農業を選ぶ若者達★
昨日の続きになるのですが、、、
ある若者に聞いたことがある、「どうして、農業を選んだの?」
「農業という仕事は、自由だから」、と返事が返ってきた
・・・都会の決まりきった規制の枠にはめられ、個人の自由を見出せず
経済効率第一主義の競争社会に疲れ果て、将来への希望を見失った若者達
彼らの一部が、自らの人間らしい生き方をいま求めている
経済的にはけっして豊かではないが、少なくとも精神の自由は担保される
農業という職場に入ってくる若者達に、いろんな言葉が投げかけられる
「不安定な農業なんかで食えるのか」、「変わった奴だ」などなど云々・・・
確かに先行きは厳しいが、それはどの業界も似たようなもの
今の時代、個人の生活を100%保障してくれる仕事などはどこにも無い
仕事の価値を何に求めるかは、ひとそれぞれでいい
素直に農業という仕事を、若者達が選んでくれる事は喜ばしい
最近は、体力・気力とも随分と衰えが目立つようになってきた
ただ、この業界で数十年を生きてきた中年百姓である私に出来ることいえば
せめて、、、もう少し、、、
農業を継ぐ若者が、人並みに飯(めし)を食べられるようにしてあげることなのか
百姓(ひゃくしょう)は、100年かけて成し遂げる仕事
ならば、、、
次世代に引き継ぐまでの責任を、今の私自身が自覚しなくてはならないのか
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