★山村の活性化★
先週末の静岡新聞に「浜松市の山村活性化」
林業と過疎に具体策を・・・の社説が書かれていた
全国でも森林面積が市全体の7割を占める政令都市は珍しい
今回、国交省・林野庁など4省庁で山村活性化の調査事業がおこなわれるらしい
テーマは、林業不振と過疎からの脱却、そして地域での自立再生
目指すところは、林業の再生と雇用拡大による地域活性化策を軸に立て
「浜松モデル」を全国に発信らしいのであるが???
ただ、実際のところは、どうなのかという疑問が先行する・・・
先日、県のタウンミーティングにも出席させてもらった際の
北遠各森林組合や林業関係者からの現状を総合しても
そう簡単に、具体的な打開策が見出せるものではない。。。
低迷し長びく林業衰退(=山村衰退)は、すでにここ数十年来の懸案事項
広がる山村の限界集落化、担い手の高齢化などが更に問題を難しくしている
私自身も・・・記事にあった外国人雇用にもかかわった
・・・自治体やJA施設の再生の仕事もすでに5年になる
・・・国の進めるグリーンツーリズム事業にも今、現場で関与している
これまでにいくつもの「山村活性化」なる様々な提案にお付き合いしてきたが
都会の無責任な第三者的評論家やお役人、一部の飯(めし)の種目的の人間は
この地に机上の空論をふりかざして土足で入り込み、ダメになるとそくそくと退散
住民はただ振り回され、そのたびに言葉にならない失望、絶望感と疲労が残された
「そんな話は、もうたくさん!」、ここ山に住む人達の本音だろう
・・・失礼ながら、そんな印象しか受けなかったのである
(けっして、山に住む側の自己責任を回避しているわけではない、、、
自助努力の不足や、将来へのビジョンが欠落していた山村にも責はある)
ただ、現実にこの数十年で、多くの山村の生活がどうなったのか
見れば簡単なこと、どこから手をつけたら再生・活性化への道が開けるのか?
誰ひとりとして、その解をみつけられないでいる
思いつきや、小手先だけの山村活性化策が、いかに無意味で無駄なものだったのか
この問題は、この山村で身を切り、血を流す覚悟で望まなければ無理なこと
中途半端な取り組みをするのなら、何もしない方がましである。。。
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