★耕作放棄地を緑の畑に★
先日TVを見ていると、こんな特集を放送していました
“耕作放棄地を緑の畑に、農業に挑戦する27歳”
幼い頃のものづくりの夢のため、放棄され続ける畑に憂いを覚え
知人たちと農業法人を立ち上げた
現在は、耕作を放棄された土地を借り上げて体験農園として貸し出している
ここ数年で6ヘクタールほどになっているという・・・
そこには、熱い想いの一方で農業参入の壁に苦悩する若者の姿があった
確かに農業という仕事、、、一年や二年でできるほど甘くは無い
そして地域には、様々な慣習と規制が立ちはだかる
TVにあった農業委員会も一例である
地方の農業委員会の多くは、地元の古くからの有力者達が中心となる
ある一面、部外者(よそ者)は受け付けないという意識が強い
それは、先祖からの土地を守り続けてきた自負、プライドでもあるのだが、、、
以前、私が町で唯一最初の農業法人を立ち上げた際
地元の農業委員会で、新たな山間地農業の提案をしたことがある
農地の集積、生産と経営の分離、マーケティング手法の導入・・・
当時、誰一人として聞き入れてくれる者はいなかった
「百姓(農業)を理屈(会社)でやるなんて馬鹿はいないぞ」、とも言われ
情けなくて、「だから、ダメなんだよと・・・」心の中でつぶやいたこともあった
きっと、今彼らも同じ想いを経験していることだろう
まだまだ、彼らは幾多の挫折を経験していかねばならないに違いない
成功への道のりは険しいが、あきらめず若者達の夢がかなうことを期待する
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