★再生(さいせい)の町★

水窪

2009年09月28日 08:01

   NHKドラマの「再生の町」を見て思うこと。。。

   当時、日本の旧市町村の多くが財政難となり、市町村合併の道を余儀なくされ

   この水窪町も、新浜松市となり四年の年月が流れた


   議論は分かれたが、結局選択肢は多く残されておらず、やむを得ぬ決断

   しかし合併に際し、将来に渡る住民の負担や不都合の話題は封印され

   この町が80万政令都市の仲間入りをすることの、夢と希望だけが語られた



   ただ、今ここに及んで、旧町村は多くの問題や矛盾を感じ始めている

   相次ぐ旧町村時からの様々な事業の削減や廃止、そして先の見えぬ予算

   地域協議会やこれからの過疎債の扱いなど、挙げればきりがない、、、


   もちろん“再生”への痛みは、それぞれ住民自らが背負わなければならないが

   そのすべてが画一的、事務的に処理されてよいものではないと考える

   あらゆる責任を、今の行政サイドに求める気はさらさら無いが

   想いは、同じ市になりながら

   旧町村住民の不信や疑念がいずれ、新市に対する負のエネルギーに増幅していく

   、、、そのことへの危惧である

   これからの市民協働や地域自治に、いい折り合いがついていくのだろうか?

   再生という言葉の裏にある、傷みや非情そして非合理

   この山の街が再生する日は、はたしていつのことだろう


   (明日は、今自分が関わる再生の仕事についての想いを書きたいと。。。)

関連記事