★選挙前、農政について一言★
いよいよ衆議院の選挙ですね
ここ7区からも4人の候補者が出られています
先日、地元の静岡新聞さんが取材?(雑談かな、、、)に来ました
自民・民主の農政マニュフェストについてどう思う?ということでした
一口に日本農業といっても、生産農産物、農家規模にそして地域の違いにより
それぞれ事情は異なります
あえて、今ここで中山間地農業に取り組む私的な立場で言えば
どちらの党の農業政策でも、現状農家の生活が劇的に変わることは無いだろう、、、
というのが正直な気持ちです
戦後自民の米作を基本とした農政が、それなりの成果をあげたことは事実
しかし、高度成長後の農業者に対する「生かさず殺さず」的な扱いや政策
グローバル化社会を相手に、常に後手後手に回る日本農政には失望
巨大農協や大手流通企業の権益のため、農産物価格の押さえつけを見過ごし
とても生計が成り立たないまでに追い詰められた農家
今では、小規模農家の切捨てと利権がらみの一部企業の農業参入
明らかに、後継者離れによる高齢化農家や荒廃農地を生み出した責任はあります
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また、自給率50%目指す(変なカロリーベース値基準だし、実にアバウトですよね)
今現在、足りないのは、肉や一部の魚介類や穀物類にかぎられるのです
でも、広大な農地を必要とし、単価が安く採算効率の悪い
絶対的に足りない小麦など穀物(今は2%ほど)を誰が作るの?
逆に大半の家庭用野菜、国内自給率は9割~10割もあり生産過剰の状態で
有り余っていますよ!
お茶などは、生産がまる2年なくても在庫は片付きません
米を見れば、何年分の在庫を持とうとするんですか
農家に国内減反を強制しながら、MA輸入米の歯止めは利きません
貿易自由化の名の下に、農業が他の産業の人質じゃかないませんね
戦後間もない時代の話じゃないんだから、、、
もっと細かな実情を把握しなければ、農業現場の課題は見えてきませんよ
明日は、民主さんに一言。。。
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