★龍山製茶工場の存続をかけて★
一昨日の夜、JA龍山支店内にて、龍山製茶工場の会合が開かれました
議題は、『今後の製茶工場の存続と対応』について
この製茶工場は、元来農協さんが直営で運営されていたのですが
農協内での合理化や事業再編に伴い、民間委託をされたものです
私どもの法人が、引き継いで5年になるのでしょうか
ここ数年来の茶価の急激な下落と生産量の減少により
工場の経営状態は、非常に難しくなりつつあります
そして、現在40名ほどで組織する組合員の高齢化の問題もあります
今後、この龍山製茶工場が存続を続けるのかどうか?
農協、組合員、運営法人をもってその選択をしなければなりません
他の工場との合併・統合の話も出ましたが、すぐには難しい
もちろん、この日で結論は出ません
私ども運営法人からは、経営存続のための必要条件を提案させてもらいました
まずは、生産量の増加と品質向上によるお茶単価維持についてです
そのための施策として
現状の具体的な数字を提示、理解してもらうことで組合員の意識改革をしてもらう
個々農家への営農(茶園管理方法や土壌管理)の指導をみなおす
そして、組合員が目標数値達成のために一丸となって協力をしていく
高齢化する各農家には、ハードルの高い注文かもしれませんが
まずは取り組まないと、地域工場の明日はありません
この秋までには、すべての組合員のお宅を訪ねて意見の集約にも務めます
仮に現状で、この町の中核製茶工場をクローズした場合の問題は山積します
新たな受け入れ先の確保、急激な荒廃茶園の増加など、、、
この山間地域の疲弊が更に進む要因にもなっていくのです
関連記事