★川勝平太氏の著書★
今度、県知事に就任された川勝平太氏の著書
「美の国 日本をつくる」、水と緑の文明論を読んでみました
内容の説明には、『急激な近代化、高度成長の後に日本には何が残ったのか?
日本が世界に誇りうるのは、自然と生活を調和させ
美を最高の到達点とする文明なのだ
国土論、教育問題から女性の生かし方、地域振興まで歴史家の視点で
21世紀の日本人に必要な発想を明らかにする日本改革へのメッセージ』
・・・とあります
戦後日本の高度成長における諸問題の総括には、独自の視点があります
田中角栄元総理の「日本列島改造論」論評は、興味深い内容でした
そして日本人が持ちえる美の意識を生かし、美の文明を創造することで
将来の新たな日本の姿が見えてくると語っています
若干、抽象論的な部分がありますが、もちろん優秀な学者さんですので
それは理想論として理解が出来る範囲のメッセージでしょうか
そして、いま社会が注目する「地方の時代、分権」にもふれていますが
氏が言う「地域分権」は、また少し違うスタンスのようですね
既存の官僚や政治屋出身でない、新知事がどんな県政の舵取りをされるのか
おおいに関心のあるところです
プロローグ 水と緑の文明
第1章 誰のために経済発展-歴史家の視点
第2章 海こそ日本の生きる場
第3章 戸惑うなかれ日本人
第4章 美の文明でニッポン起こし
第5章 顔が見える地域になる
第6章 政治の目覚めは地域分権から
第7章 日本再生は男女共同で
第8章 教育は百年の計で
エピローグ 日本の行方
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