★第6次産業、その参★
第6次産業としての形態が定着すれば
農家所得は安定し、自らの流通を持つことで更に農産物の計画生産を可能とし
農業者の生活は潤い、精神的負担は軽減される
、、、ならば、なぜ農業者はこの道を選択しないのか?
4年ほど前に、ある異業種の経営者が農産物販売の参入に関心を示し
新たな生産と販売形態の提案をし、農家を廻ったことがあります
私も実はそのお手伝いを、、、と言うことで、三遠南信地域を訪ねました
佐久間、春野など北遠はもちろん、東栄や設楽の三河まで数日間をかけました
ある直売所を運営する生産農家の組合からも最初は好感触を得たのですが
しかし数日後、組合長から正式にお断りの電話を受けました
『農産物の年間安定供給する自信がない、、、』
『おたくがダメになった時、農協さんに戻れないと困るから、、、』
『やってみないとわからないでしょう!
今のままじゃ、皆さんの儲けはいくらもありませんよ!』
しかし、ほとんどの農家の最終的な返事は、NO!でした
今、中山間地で農業を営む人達の偽らざる気持ち
生産者は長年にわたり、今の流通形態にならされてしまい
自らがリスクを犯してまで、新たな一歩が踏み出せないでいるのです
生かさず殺さずの小作人、、、言葉は悪いのですが今も変わらぬ農家の実態
変革できない大きな理由のひとつは、変わらぬ農家意識にもあります
そして、もうひとつは農家を食い物にしてきた流通利権に携わる人達の存在でした
続きは次回へ。。。
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