★タモリさんの疑問★

水窪

2009年07月12日 08:23

   先日、昼の食事中何気なくTVを見ていると

   タモリさんが、ゲストとの会話の中で

   「どうして、最近の野菜や果物は異常に甘いものばかりなの?」

   「何で、とうもろこしがあんなに甘いの?許せない!」

   「とうもろこしは穀物であり、果物じゃないんだから~~」と


   辛口のコメントに、自称ファーマーのゲストもすみません(笑)の言葉

   ネットを見ていても。。。

   『こだわりのフルーツのような極甘とうもろこし・2008グルメ大賞を受賞』

   「こんな甘いとうもろこし、食べたことな~い」

   「フルーツみたい!」(お客様の声)・・・こんな感じです~~




      (フルーツのように甘いといわれる話題の「ピュアワイト」という品種)

   今の時代、糖度の高いスイーツ感覚の野菜や果物が流行(はやり)です

   これはお客様のニーズに応じて、品種改良を重ねた結果であり

   このことは、もちろん一概に悪いことでもなく

   美味しいものの追求、農家もそれなりの努力してきた結果なのですが

   いちごやトマトにメロン、一般のキャベツやレタスなど野菜にいたるまで

   今やマーケットでは、とにかく甘いものが求められています

   昔、私たちの子供の頃と比較すると、まったく別の食べ物になっていますね

   ただ、一農家・生産者としてタモリさんの疑問に少し考えさせられました

   野菜や果物など、素材の本来の特性や個性をここまで変えていいものかと?

   農産物は大地の恵みです、長い歴史と風土に適合して作物は育ってきました

   この飽食の時代、何でも人さまの都合の良いように手を加えることがいいのか?

   ふと、そんな思いがしました
 

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