★廃業する茶農家たち★

水窪

2009年06月23日 08:07

   静岡新聞に県政の課題と称し、静岡茶危機の話題が。。。

   『このままでは、茶農家は生きていけない。畑は荒れていくばかりだ』

   ここ数年の茶価格の下落に、歯止めはかからず

   今出荷する、二茶の荒茶相場は800円~500円/kgと採算割れの赤字となっている

   刈り捨てるほうが、まだまし?

   今年は、自分の周りで二茶をやる農家はほとんどありません

   新茶(一茶)も含め、もう茶農家は限界に来ている


   消費の低迷や資材費・燃料の高騰も拍車をかけ

   茶業界は、果てしなく長い暗闇のトンネルに迷い込んだ



   『年金で肥料や農薬を買っている人がいる、、、ここ数年で淘汰されるだろう』

   『このままでは、頑張っている若い連中もやめてしまう』


   最近、あちこちで聞く話である

   ここ北遠でも例外なく、この問題は重くのしかかり

   高齢化する茶農家の廃業は、年を追うごとに増え続けている

   まして組合員組織の工場も、この赤字経営に体力が持たず解散の方向へ

   そうなれば引き受けての無い今、廃業農家の数は計り知れない 

   静岡茶ブランドの名の下に、リスクマネージメントをおこたり

   将来への展望を甘くみていた県全体の体質(関係者すべて)が今の結果である

   結局、農家自らが道を切り開くしかないのでしょうか 

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