★荒れ果てる農地に思う★
一番茶を終えたあとの茶園は、ひっそりと静寂の中に包まれている
新茶もひと段落した今、毎年増え続ける荒廃地の光景に憂いを覚える
製茶工場近くの見捨てられ、荒れ果てた茶園の数々。。。
今年も、この山間地域の耕作放棄農地はまたずいぶんと増えた
過疎、高齢化と農産物価格の低迷が主な理由だが
放棄された畑、茶園では雑草や木々が伸び放題・・・
これから夏の時期には、大量の害虫が発生し付近の民家にまでも入ってくる
ただ景観が損なわれるだけでなく、住民の生活環境さえも脅かされる
自分たちが生活する家を掃除するのと同じことで
農地も手間ひまかけて管理してやらなければ、そこで暮らすことはできない
(写真に見える茶畑の持ち主も、春に浜北に引越し今は荒地に、、、)
採算効率が悪く農林業経営が成り立たない
だから、農地を捨てる・・・いや、見捨てざるをえない
環境汚染や国土の破壊は、まず地域に住む生活者そのものの問題であり
一体これからどうするのか?
そしていずれは、都市をも巻き込んだ深刻な事態に発展していく
それは私達、山の住民だけではなく
この国すべての人に関与する、すごく身近な緊急の課題なのではと。。。
関連記事