★お茶の仕上げ★

水窪

2009年05月20日 07:24

   摘み取られた新茶は、工場で荒茶に製造されます

   しかし、このままでは商品とはなりません

   この段階では、まだ半製品なのです

   出来上がった荒茶の大きさをそろえる為、ふるいにかけたり

   粉や茎や不純物を取り除いて、見た目もきれいにし

   火入れ作業といって、香気を出すとともに十分にお茶を乾燥していきます




   ちなみに、これは我が家で、今も現役で活躍している仕上げ機です

   戦前に作られた機械だと思いますが、、、

   今の近代的機械に比べたら、もちろん性能は劣るのですが

   使い勝手がよく、少量の仕上げのときなど、なかなか手放せません

   もう先代から、数十年も使っています

   昔からのお茶さんには、まだまだ懐かしい道具を使っている所がありますね

   新たな機械や道具の開発は日進月歩、、、

   そのすべてがコンピュター制御され、確かに便利になりましたが

   茶士(ちゃし)としての技術はどうなったか?

   長年の職人の勘や経験が、個性ある美味しいお茶を作ってきました

   今では、特別のお茶が無くなってきた。。。そんな気もします

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