★悩む力★
ベストセラーを読むことに別段、何の意識もしていないのだが
最近TVでもよく見かけるので、姜尚中(カン・サンジュン)氏の
“悩む力”を読んでみた
高度情報化社会、市場経済の拡大は格差社会を作り出した
多くの人が閉塞感とともにストレスをかかえ、自殺者は社会問題化している
勝ち組と負け組みの格差を作り出した過酷な競争システム
どう悩みと向き合い、生き抜いていくのか
生きるとはどういうことなのか?
幾つかのテーマともに、その本質に迫っている
『人と人との絆や関係、コミュニケーションが相互の信頼に支えられ
それが、個々のアイデンティティに安らぎをもたらせば
未来への希望はかすんでしまわない』と位置づけている
所詮、人は一人では生きられない、、、
恥ずかしながら自分は、半世紀を生きながら未だに
悩みの渦中におり、青春の蹉跌を繰り返している
著者は、自分への自我の問いかけをずっとを繰り返してきたが
『解は、結局見つからないとわかった』、しかし
『解は、見つからなかったが、行けるところまで行くしかないことを見つけた』
・・・と書いている
人が悩み迷う事から、結局逃れられる事は無いのですね
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