★山の紅茶づくり★
北遠茶業部会の前部長の戸田さん(浦川)が取り組む
山の紅茶作りの記事が新聞に、掲載されていました
他に、春野や佐久間でも数年前から取り組みがあるのですが、、、
総会のあと、しばらく部員の皆さんと「山のお茶談義」を
話を聞くと、在来品種の二番、三番茶を利用して製造しているという
緑茶も紅茶も、同じお茶の木から作ることができますが製造法が違います
もちろん、それぞれに合う品種の違いはあるのですが
緑茶は酵素の働きを止めて作った不発酵茶、紅茶は酵素を働かせる発酵茶です
日本でも各地で、紅茶が作られていますが
本場のメジャーな外国産品に比べ、まだまだマーケットは広がっていません
以前、紅茶の輸入を専門に扱う問屋に、北遠の紅茶を見てもらったことがあります
国産紅茶は輸入紅茶に比べて苦味、渋みがなく、やさしいと言われますが
ただ、どうしても香りやこくが足らないケースがあるそうです
紅茶の上質なものには、花や果物を思わせる優雅な香りと深い味わいがありますが
緑茶は、新鮮で爽やかな香りが命といわれ
醗酵の香り(萎凋香・イチョウカ)は、本来緑茶づくりでいうと欠点にあたるもので
生産者も、この慣れない香りづくりになかなか苦労するようですね
ただ、近年、嗜好の変化により紅茶の消費が伸びており
安全で品質の良い国産紅茶への要望も出てきているようです
また、日本の水は水道水を含めて軟水ですので、紅茶の風味を引き立ててくれますし
山の紅茶が、今後注目されるといいですね
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