★山の紅茶づくり★

水窪

2009年03月26日 08:01

   北遠茶業部会の前部長の戸田さん(浦川)が取り組む

   山の紅茶作りの記事が新聞に、掲載されていました


   他に、春野や佐久間でも数年前から取り組みがあるのですが、、、

   総会のあと、しばらく部員の皆さんと「山のお茶談義」を

   話を聞くと、在来品種の二番、三番茶を利用して製造しているという



   緑茶も紅茶も、同じお茶の木から作ることができますが製造法が違います

   もちろん、それぞれに合う品種の違いはあるのですが

   緑茶は酵素の働きを止めて作った不発酵茶、紅茶は酵素を働かせる発酵茶です

   日本でも各地で、紅茶が作られていますが

   本場のメジャーな外国産品に比べ、まだまだマーケットは広がっていません

   以前、紅茶の輸入を専門に扱う問屋に、北遠の紅茶を見てもらったことがあります

   国産紅茶は輸入紅茶に比べて苦味、渋みがなく、やさしいと言われますが

   ただ、どうしても香りやこくが足らないケースがあるそうです


   紅茶の上質なものには、花や果物を思わせる優雅な香りと深い味わいがありますが

   緑茶は、新鮮で爽やかな香りが命といわれ

   醗酵の香り(萎凋香・イチョウカ)は、本来緑茶づくりでいうと欠点にあたるもので

   生産者も、この慣れない香りづくりになかなか苦労するようですね

   ただ、近年、嗜好の変化により紅茶の消費が伸びており

   安全で品質の良い国産紅茶への要望も出てきているようです

   また、日本の水は水道水を含めて軟水ですので、紅茶の風味を引き立ててくれますし

   山の紅茶が、今後注目されるといいですね

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