★花粉症の正体は★

水窪

2009年03月03日 08:31

   この時期、全国で花粉症の人達が困っていますね!

   今日も北遠の山間地域では、杉から飛んだ花粉が煙のように立ち上り

   すさまじい勢いで、広がっていますよ!

   年に数回、火災と見間違い消防への通報があるほどです




   戦後治水、治山のために成長の早いスギが1950年代に大量に植林され

   また、60~70年代はスギと同様に成長の早いヒノキも大量に植林されました

   しかし、より安い輸入木材が流通すると林業が不振になり

   その結果間伐や枝打ちがされないまま、放置されるようになりました

   また林業従事者の高齢化がそれに拍車をかけています

   スギは樹齢30年前後から花粉量が増加するため

   1970年代に入ると一斉に花粉をつけ始めました

   そしてそれ以降スギ花粉の飛散量は急激に増え

   爆発的な飛散を繰り返しきたのです

   それにヒノキが追い討ちをかけ

   花粉症患者の急増に結びついたと考えられているそうです



   この杉枝の先の芽から出る花粉が、皆さんを苦しめている正体です

   憎き相手ですよね!


   もちろん、花粉症対策は医療をはじめ各分野の課題なのですが

   肝心の原因をつくっているこの山林の実態から

   何とか手を打たなければいけないのでは、、、
 


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