★伊藤園の茶業戦略★
今年の新茶シーズンを前に、伊藤園役員の話が掲載されていた
伊藤園はもちろん国内トップの茶飲料メーカー
売上3086億円、日本の荒茶の25%(約25,000㌧)を扱う
ここ数年、海外はもちろん国内でも契約栽培を広げ、九州で現在450㌶
今後5年で1000㌶(荒茶4000㌧)まで増やすという
リーフ茶の低迷により、単価の高い茶葉の需要は伸びず
ドリンク茶用が中心の為、安価な茶葉の大量生産を目指している
要するに価格ではなく、いかに生産効率を上げ、量を確保するか、、、
伊藤園の戦略はきわめて明快であり
茶農家は、一番茶重視の経営姿勢の見直しを迫られている
・・・とすると、今まで山の茶として単価の高い茶葉作りをしてきた
私達、山間地の茶業経営は、きわめて今年も厳しいものとなる
ここ数年の山のお茶市場価格の下落は、リーフ上級茶の需要がなくなったこと
必然として、茶市場で北遠のお茶は売り場を失うことになる
ではどうするのか?
大量機械化生産の難しいこの地で、生き残り戦略の選択肢は多くない
商品(茶葉)の差別化そして、直販マーケットの拡大。。。
いかに小回りのきく営業を行い、お客様の個々のニーズに対応できるか
伊藤園さんと道をともにしていたら、私達の茶業は真っ先に終わってしまう
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