★ハラダ製茶社長の話★
先日、静岡新聞のコラム窓辺に、ハラダ製茶社長の話が掲載されていました
農業自給率について一言、、、
国の農産物生産における政策への苦言です(同感です!)
今の日本農業はとにかく機械化された大規模農業でないと採算があいません
しかし、それが出来るのは日本農家のごく一部の数パーセントのみ
零細農家の持つ農地は、きわめて小さく細かく分かれてされています
更に高齢化し、不採算のため、荒廃農地の増加し続ける今の状態で
農地を集約化し、大農場を形成していく近代化農業のシステムなど
絵に描いた餅、そのものです
正直に言えば、多くの人たちの知らない所で日本農業は急激に衰退しています
この北遠のような、過疎化がすすむ山間地域だけとっても
年間にすさまじい勢いで、離農や耕作放棄の農地は増加しているのです
私(うちの法人)の受け入れた借地は、この5年で2~3倍に、、、
もう手に負えず、いまでは、やむなく放棄されたままの状態になっています
お茶の加工を引き受けた農家は、組合の組織員を含め100件を超えます
それが国内の同じような地域で、日々現実に進み起こっているのです
多分、国も学者も企業も正確な数字は把握できていません
いちいちお年寄りの農家が畑をやめるのに、お役所に報告しますか?
皆が「これは、もうマズイな!」と気づいた時は、既に手遅れなのです
圧倒的な数を占める中山間地、零細日本農家の現状と実態・・・
お役所や大会社の中に居る方たちは、きっと何もわかっていませんよ
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