★森林再生への道★
一昨日のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、
山に生きる、山に教わる - 森林再生・湯浅 勲
まさしく、ここ北遠水窪の今と明日への課題を映し出していた
戦後に国内全域で植林された人工林(杉や檜)は、林業の衰退により荒れはて
間伐などの手入れもままならず放置され、日本中の森が死にかけている
山の荒廃は、環境悪化を招き、いずれ都会にも甚大な被害をもたらす
森を守る、、、いや森を再生し、蘇えさせることが急務となっている
湯浅氏は、地元の森林組合で、毎日荒れた山に入り森を再生させてきた
しかし、現場の苦悩と重なる難題は想像を絶することと思う
大半の森林組合や山林労働者は、未だに低賃金と不安定な雇用条件下にいる
山村の高齢化と過酷な労働環境は、若者たちからの林業離れを起こした
林業に関わる人の大半は、既に定年の歳をはるかに越えている
本気で社会が、地球温暖化や環境悪化を食い止め、CO2削減をしようとするなら
それは、生業(なりわい)となりえる森林、、、林業の再生以外にない
都会の人が取り組むエコ活動の、数千倍いや数億倍の効果を生む現実がある
(多くの人の環境への意識貢献には、価値があることはもちろんですが)
言葉は悪いが、きれいごとでは既に地球規模の環境破壊から身は守れない
まずは、山の現実を見たことが無い都会の人たちに、いまの森を知ってほしい
100年先の私達の未来をみすえて、、、
関連記事