★水窪、山村再生への課題★
あることをきっかけに、都市(まち)の人たちとのお付き合いが始まり
ここしばらく、国や市など、行政がらみの仕事もさせてもらっている
本年度は国の再生助成事業の一環で、街の再生の検証と報告書を作成中・・・
大学関係、メディア、研究所など数人に、その執筆依頼をしているのだが
何度か、この街も訪れている雑誌編集者から、最初の原稿をいただいた
もちろん良さも、十分に伝えてくれているが、街の課題の部分をとりあげると
それは、かなり刺激的な内容だった・・・(以下、課題の抽出部分を抜粋)
>重要なのは、町の人たちが、水窪をどうしたいかだ
いささか抽象的、かつ感覚的になるが、水窪を含む北遠地域には
「この町をこうしたい」という意思があまり感じられないことが多い
>本当に水窪が交流人口の増加を図るなら、通りを歩く人に向けて
言葉ではなくとも自分達のメッセージを出すことが大事だ
>水窪の町は、漠然と「都会の人」を対象にした「町おこし」をすべきではない
水窪を知らない人をわざわざ呼ぶのではなく
もっと身近に水窪という土地の魅力を理解し
愛している人たちがいることを知った上で、まずは「来てくれる人」を相手に
彼らに向けた町からの意思表示をすべきだと・・・(以上)
(全文ではないが)これまでの自分たちの甘えた姿勢に喝を入れられた思いがした
本来再生とは、一度無くなったところから蘇ること、再開を図ること
そして、失ったものを取り戻すことである
それは、思うより厳しい道の選択なのだろう
この街に生まれ、農業を生業(なりわい)にし、四半世紀が過ぎた
仕事においては、幾つかの再生事業に携わり苦悩しながら
街づくりとなると、いつの間にか、その難題から逃避していた自分を恥じた
美辞麗句を並べたてた町の活性化案なるものには、何の意味も無かった
再生を望むには、企業も街もそれなりの覚悟と決意を要するのだと、、、
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