★過疎地医療への想い★
先週になりますが、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は
京都との県境にある人口3千人(ちょうど水窪と同じ)の山村
福井県の名田庄村で、山間地医療に取組む医師・中村伸一氏を特集
先日も、水窪で過疎地医療の取り組む地元の若い医師について書いたが
二人の医師に共通する、ある想いがあることに気がつく
一つは訪問診療・在宅介護へのこだわりを持っていること
田舎は「病気になっても、できるだけ家族とともに過ごしたい」という想いが強い
普通なら、入院や施設への入所を余儀なくされる人も自宅で過ごすことが理想と言う
ただ、そのためには介護施設のケアマネージャーやヘルパー、スタッフや
保健師などと連携して患者と家族を支えることが不可欠となる
しかしそのことで、かかる医師の負担は限りなく大きくなってしまう<
そして、一人ひとりの患者の人生に寄り添い続けなければならない重い責任
ただ、二人の医師は同じことを言っている
山間地の地域医療は、幾つもの難題をかかえているのだが
住民と医療の信頼関係が、常に基本にあることを忘れてはならないと、、、
『医師と住民はお互い様、、、』の精神が
本来は過疎地医療改革の一歩なのかもしれない
番組で、末期ガンの患者が、臨終間際に、介護を続けてきた妻に残した言葉がある
「最期まで家にいられて幸せな人生やった。
お前も中村先生にみとられて、村で死ねよ」
住民たちのささやかだが切実な想いの中で、
過疎地の医療に向き合い続けている医師がいることを知ってほしい
・・・過疎地医療の自治体としての取り組み、問題については
また、別の見方で、明日書きたいと思います・・・
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