★都市と田舎の交流事業への疑問③★
『農山村への想い』シリーズ・・・・
都市と田舎の交流事業がもてはやされ久しいが、
現実、農山村の活性にどれだけ効果を上げているかは疑問?
もちろんその必要性は、認識しているつもり
もともと、うちの農業法人は地域活性の活動から発生した組織だし
地元初のNPO法人の設立から事務局長の仕事にも関わってきた
小さいながら観光事業も経営し、グリーンツーリズムの会員でもある・・・
ただ、今の段階で農山村の「都市住民との協力に期待」は、わずか15%
「U・Iターンによる定住促進の期待」は、13%程度しかない
問題は、この事業が常に経済活性の手段としてのみ捉えられることにある
団塊世代、約700万人のマーケットに期待しているのは一部の学者か役人達のみ
都会の人が一時的に田舎を訪れ、金を落とすことが農山村の活性???
ことの本質をはき違えている気がする
地域の文化や歴史への理解、
そして農山村における日々の暮らしを理解することがまず大事なのでは?
「外部の者」が地域の宝を発掘することにより、「仲間」になることもある
語弊はあるかもしれないが、どうしても農山村は同情という目で見られる
見る者(都会)と見られる者(田舎)の目線が違うのである
都会と農山村が、同じ目線で地域の問題を共有しなければ進歩はないし
人間同士が互いに成長できるのでなければ、この事業の価値と意味はないと思う
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