★秋恋(あきこい)★
新古今時代の『水無瀬恋十五首歌合』に
秋恋(あきこい)という歌があります
遠い昔の、秋という季節における恋の歌・・・
「十五首歌合」からは新古今集に何首も入集されています
十一番 秋恋(あきこい)
『よしやさは頼めぬ宿の庭に生ふるまつとなつげそ秋の夕かぜ』
【釈】それならもういいわ、どうせあの人が来るとはあてにできない家―
その庭に生える松ではないけれど、待つとは告げないでね、秋の夕風よ。
・・・いつの世も、人の恋心は同じなのかもしれませんね
いつの頃か?聴いた歌、『恋』
『愛することに疲れたみたい、嫌いになったわけじゃない』だったかな?
想われぬ相手、帰らぬひとを待つ身の気持ち・・・
あまりに、人を想い続けるのは辛いのかもしれません
秋は、ただそっと隣に誰かいてほしい
そんな、人恋しい季節です
関連記事