★木材の歩み、あの頃★

水窪

2008年08月06日 07:51

   木材需要の低下、木材価格の低迷が続いて久しくなります

   北遠の地区は、昔から林業を業とし栄え、製材業も集積していました



   何気なく、こんな数字を目にしました

   この数字は、平成に入ってからの天竜市・佐久間町の製材出荷額と事業所の推移です

   天竜市の事業所  平成元年57所 ~ 平成16年28所  ▲29所  ▲50.8%

     出荷額  平成元年106億円 ~ 平成16年45億円  ▲61億円 ▲57.5%

   佐久間町の事業所 平成元年17所 ~ 平成16年8所   ▲9所  ▲52.9%

     出荷額  平成元年11億円 ~ 平成16年5億円    ▲6億円 ▲54.5%

   ちなみに龍山町・水窪町も半減しています


   但し、これは4年前の数字(すみません!新しい数字を調べてみます)

   平成20年度の今年は、さらに厳しい数字が出ていると思います



   基幹産業である林業の没落は、そのまま地域経済の衰退を意味します

   昭和の山林全盛の頃、街は華やいでいました・・・・

   時代を知る人たちは、あれは夢のようだったと言います

   またいつの日か、山林業が活況を見せる日が来ることを願っています


   『もう、山はだめだよ!』と言われても

   一度見た夢は、なかなか諦められるものではありません

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