★秋野菜の種が届きました★

水窪

2008年06月05日 08:00

   水窪には、“野菜を育てる会”があり、毎年秋に野菜の品評会を行っています

   丸大根、長大根、白菜、にんじんなど各部門別に審査が行われ表彰され

   その後に、一般の方たちに即売会が開催され

   格安で販売されるため、町外からもお客さんがたくさん訪れます

   まとめ買いをして、漬物にする方も多いようのです



   この時期、各会員の家に品評会出品用に野菜の種が配られます


   平地の無いこの街では本格的な業として野菜栽培をする農家は多くありません

   しかし、どの家でも自らの畑を持ち野菜の自家生産を行っています

   食料時給率の低いわが国は今、農家・農地を集約し大規模農家の育成に必死です

   しかし、忘れてならないのは、現在のわが国の食材生産を担っている

   重要なセクターの一部は、このじいちゃん・ばあちゃん農家や地方の零細農家なのです
  



               (昨年秋の野菜の品評会イベント風景)

   米国や欧米のような広大な農地で繰り広げられる農業と

   日本の小規模農家を集約した生産スタイルとは、その歴史も背景も異なります

   国民一人一人が、ベランダで年間少しの野菜や果実を作るだけで

   日本の食料時給率の増加にどれだけ効果があるか・・・

   このことは、永田農法で有名な永田先生も著書でうたっています

   こんな田舎の“野菜を育てる会”が本当は大きな意味を持っているのかもしれません

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