★予期しない農薬の検出・・・★
JA遠州中央、茶部委員会と研修会に出席しました
研修テーマは『予期しない農薬の検出防止策』・・・
今、マスコミで随分騒がれています、
今回、農産物のポジティブリスト(残留農薬基準)が厳しくなりました
昨年、管内のパセリ出荷農家から基準を超える農薬が検出し
150軒のパセリ組合で出荷が自粛・・・
4500万円の損失となりました
ただ、・・・疑問がここで
農薬が検出された農家は、違反となる農薬(スミチオン)をつかってなかったのです
現在、野菜ごとに使用が許される農薬がきまっています
・・・では何故?
それは以前から使用している散布用の器具やタンクにわずかに農薬が付着
(農家は、数種類の農産物を栽培していますが農機具はいっしょのものを使う為)
昔から使っていた器具の不洗浄や残液により農薬が器具に染み込んでいたのです
それもほんの微量・・・
今は、野菜一律基準 0.01ppm を越えても違法です
これは大きなタンクに一滴、薬を落とした程度・・・
(昨年までは、違反の範囲ではなかったのですが)
しかし違反は違反、国内の農産物規制は年々厳格化しています
法律の基準では『安全』でも、お客さまが『安心』していただかなければ
商品を買ってはいただけません
栽培農家にも厳しい姿勢が問われる時代となりました
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