★農業への参入★

ここしばらく雇用においても農業が注目され

企業における参入が続いています

メディアは、おいしい?ニュースを連日伝えてくれますが

しかし、その後の状況を知らせるケースは多くありません


数年前、地方では公共事業の減少から土木建設業者がこぞって農業参入しました

しかし、全く異にする業態に戸惑い、多くが今では撤退を余儀なくされています

どれだけの企業が事業として成り立っているのか?

そして農業としての雇用が本当に増えているのか?

現場にいると、素朴な疑問が・・・つのります

★農業への参入★

全国農業会議所の統計資料でも

新たに農業法人に就職した就農者の3割が1年以内に辞めており

期待と現実とのギャップには大きいものがあります


企業自体も、なかなか採算ベースに乗らず撤退にいたるケースも多いと聞きます

○ 収益のわりにかかる生産コスト(高騰する資材費や人件費)

○ 安定しない売上げ(天候で左右され年間計画が立ちにくい不確実さ)

○ 業界を取り巻く不安定な経済環境(農業政策の混乱や無策)

○ 国際間による競争の激化(輸入作物との価格差)


そういえば、子供の頃、農家は嫌だなと思っていました

きつくて汚い仕事が多いし、日々の暮らしは豊かではなかった

休みに家族旅行も連れていってもらった記憶もないし

冬場に父は近所の電気工事店で、臨時作業員として勤めていた


・・・しかし何故か?そんな農業を継いで四半世紀が過ぎました(笑)

恥ずかしながら、農業への夢や想いはまだまだあります

最近、自分にとって農業とは何なのか?と考える時もしばしば

もちろん収益を上げていかなければ生計がたたないし、社員も雇えない

かといって損得といったビジネスだけでは割り切れないものもある

自問自答・・・あなたが農業を続ける理由(わけ)はなんですか?


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この記事へのコメント
私は、農業をやっているわけではないんですが…。最近思うのですが、今は電化製品や機械・スーパーが発達し、豊かな国の日本人は、自由な時間(余暇)というものを知ってしまったんだと思います。だから、生き物相手の年中無休なものは、相手にできなくなったのではないでしょうか?
そう思ったのも、「毎日たいくつだから、育児サークルに行き始めたよ」と母に言ったところ「私が育児してるとき、何やってた だかいやぁ。その頃、サークルなんてなかったし」と言った言葉からです。
そうです、数十年前までは、ご飯を炊くにも洗濯をするにも時間を必要としていた。スーパーだってないから、自分ちの野菜は自分で育てていたし。でも今は、ボタン1つで家事完了・ネットでポンで食材も運ばれてきてしまう時代。そんな時代に生まれた世代の人が片時も休まず働き続けることができるのでしょうか?○○ギャルってのも流行り始めましたが、仕掛け人がいるっているウワサもありますし。農業も、必要不可欠ってわかってはいるのですが、生半可な気持ちではできないですよね。
Posted by 茶の国茶の国 at 2010年11月13日 22:37
茶の国さん こんばんわ

そうですね、農業という仕事は日々の自然や生き物を相手にする仕事で
思えば、いつが休みというものは無いし、休まず働き続けなければならない仕事・・・
まして、それを生業(なりわい)として、食べていくとなると辛いものがあるのでしょうか?

私自身は、この仕事をけっこう気に入ってやっています (笑)
理由は?と問われると正直答えようがなく、ただ好きだから・・・です

自らが丹精こめた農作物が育ち、人の食となり、美味しいと褒めてもらい、お金になり暮らしていける・・・
そのためだったら、多少の厳しいの農作業にも耐えられるし、我慢も出来る

そんなわけで、自分は農業を続けているのですが・・・

ただ、これは個人としての気持ちであって、企業の経営となるとまた別の意味を持ってくるのだと思います・・・これは、また機会にお話したいと思います
Posted by 水窪水窪 at 2010年11月13日 23:40
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