★秋の菊★
知り合いから素晴しい菊を頂きました。
菊は、日本で最も愛されている花の一つですね。
「春は桜、秋は菊」 という言葉にあるように、
菊は我々日本人にとって非常に馴染み深いものです。
これは毎年秋、その美しさを競う地元の菊花展用に育てたものだそうです。
菊を愛でる習慣は、日本に昔からありました。
『古今和歌集』のなかには、秋の菊を詠じた詩が収められています。
● 露ながら 折りてかざさむ 菊の花 老いせぬ秋の 久しかるべく
● 色かはる 秋の菊をば ひととせに ふたたび匂ふ 花とこそ見れ
紫式部の『源氏物語』でも、秋の菊についてみられますよね。
また江戸時代、貝原益軒(かいばらえきけん)の『花譜』(かふ)によると、
当時日本には既に200種類以上の菊があったそうですよ。
『花譜・採譜』とは、・・・
花や野菜を栽培してその経験から、日本にどんな花が植えられ、
どんな野菜が栽培されていたかの文献で当時の農業書?のようなものですかね。
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