★水窪のおしん達★

水窪

2007年09月07日 13:25

  女たちの青崩峠・・・

  前述の青崩峠は、近代に入ってからは、

  製紙工女達が通った道
でもありました。

  以前「「ああ野麦峠」という映画がありました。


『女工哀史』(じょこうあいし)という細井和喜蔵ルポルタージュを元に、

『紡績工場で働く女性労働者(女工)たちの

過酷な生活を克明に記録されたものを題材としていました。

「明治~大正時代、信州へ糸ひき稼ぎに行った

飛騨の若い娘が吹雪の中を命がけで通った野麦街道

・・・・故郷へ帰る年の

暮れには、雪の降り積もる険しい道中で、

郷里の親に会うことも出来ず死んでいった

娘たちの悲しい物語です」(ああ野麦峠の文献より)


当時は、この飛騨の女性(今の中学生の歳前後の娘達なんでしょうが)

のような光景があちこちにあったことと思います。




製糸業の盛んなりしこの時期は、彼女たちは貴重な労働力であったわけで

地方の貧しい家にとって収入源だったわけです。

多分、労働条件や環境はどこも変わりなく劣悪なもので生活のため、

忍耐・我慢の毎日であったことでしょう。

この峠に、昔のロマンを感じてみたり、悲しい過去の歴史を考えさせらりたりです。

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