★山間地における消防★

水窪

2011年12月07日 07:56

(先日の防災訓練で思うこと) 過疎化による若者の減少により

地域における消防団員の数が激減し、その存続が危ぶまれる中

水窪では数年前より、OBによる機能別消防団が結成されています



現在、私の住む地区(102世帯)の現役消防団員はわずかに4名ほど

その中には町外に仕事を持つ者もおり、非常時の対応は出来ません

すでに現役を終え退団した人達の参加が無い限り、消防活動の継続は望めないのです

数年前に高機能のポンプ自動車がこの地区に配備されました

もちろん従来の可搬式ポンプ自動車もあります

しかし、人員の確保がされなければ、何ら意味がありません


常設消防が完備されている都市部と違い

山間地域ではやっと市消防が配備されたとはいえ、その体制不足は否めず

今でも救急や緊急搬送が主な仕事であり

火事や災害時の対応は、その多くが、いまだに地域の消防団に委ねられています

広大な面積を持つ北遠では、過疎地における広域消防のあり方が問われますが

常に無理難題とのジレンマに悩んでいます

この先、当然OBによる機能別消防団の組織も縮小せざるをえませんが

山間地における防災体制はどうなってしまうのでしょう?

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