★大根干し★

水窪

2009年11月23日 09:05

   農家では、冬をむかえるこの時期に、この光景を良く見かけます

   昔からある山村での、風物詩ですね

   沢庵漬けや切干大根にするため、晴れた日に大根を天日でよく乾します


   大根の乾し方は、4~5本づつ葉先をワラや縄で一束にくくり

   横に渡した棒にまたがせて乾します

   日光には当たっても当たらなくてもよいのですが

   寒風で乾燥させる、これが何より大切です

   順調に乾し上がってゆくと、辛味が去って、反対に甘味が保たれ

   弾力のある気持ちのよい仕上がりとなります



   美味しい沢庵を漬けるには、まず大根を上手に乾しておくことですね~

   乾しかげんも、保存期間に合わせなくてはいけないそうです


   長く貯蔵する漬物ものほど、充分な乾しかげんの大根を使います

    一月~三月までの期間で食べるものは

   半曲がりに曲げて折れないていどの生乾(なまぼし)大根

   四月~六月までの期間に食べるものは

   輪にして折れないていどの中乾(なかぼし)大根にし
  
   それ以降は、大根を1つに結んで折れないていどの上乾(じょうぼし)大根に。。。

   昔の人(おばあちゃん達)の知恵はすごいです

   大根の干し方ひとつとっても実に奥が深かったんですね
 

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