★大根干し★
農家では、冬をむかえるこの時期に、この光景を良く見かけます
昔からある山村での、風物詩ですね
沢庵漬けや切干大根にするため、晴れた日に大根を天日でよく乾します
大根の乾し方は、4~5本づつ葉先をワラや縄で一束にくくり
横に渡した棒にまたがせて乾します
日光には当たっても当たらなくてもよいのですが
寒風で乾燥させる、これが何より大切です
順調に乾し上がってゆくと、辛味が去って、反対に甘味が保たれ
弾力のある気持ちのよい仕上がりとなります
美味しい沢庵を漬けるには、まず大根を上手に乾しておくことですね~
乾しかげんも、保存期間に合わせなくてはいけないそうです
長く貯蔵する漬物ものほど、充分な乾しかげんの大根を使います
一月~三月までの期間で食べるものは
半曲がりに曲げて折れないていどの生乾(なまぼし)大根
四月~六月までの期間に食べるものは
輪にして折れないていどの中乾(なかぼし)大根にし
それ以降は、大根を1つに結んで折れないていどの上乾(じょうぼし)大根に。。。
昔の人(おばあちゃん達)の知恵はすごいです
大根の干し方ひとつとっても実に奥が深かったんですね
関連記事