★命の道★
国の来年度予算で、「道路の新規着工を原則凍結する」方針が出された
具体的な事業対象は決まっていない(国交省)というが
山間地域をかかえる自治体は、道路整備の遅れを不安視しているとの記事・・・
ここ北遠地域における三遠南信道も対象になるのか?
自治体はもちろん、これまでも地域住民は災害や救急医療体制のための
国道の拡幅・整備を懇願し続けてきた
唯一、R152しか生活道路のない北遠地域では、まさしく“命の道”となる
この道が閉ざされれば、生活物資の供給はもちろん、救急時の搬送手立ては無い
記事にある、雨量規制区域や災害危険箇所はいまだに多く
以前、救急患者が悪状況の迂回路にて、搬送の途中に亡くなった事例もある
地元で過疎地医療を続ける診療院の医師も以前よりこの件を指摘
「助かる命も救えない・・・」と、この現実を重く受け止め語っていた
山間地域にとって緊急災害や救急医療への体制づくりは急務の課題であり
道路網や最低限のインフラ整備は必要不可欠の条件となる
多額の金がかかる道路整備事業は、確かに国としては頭の痛い問題
人口の流出が進み過疎化する山村への費用対効果はきわめて低いのかもしれないが
ここ北遠の旧町村における、数千人の命を守ることが無駄であろうはずはない
田舎の道路建設は全て無駄、、、そんな世論にとかく流されがちになる
人が生きていくために必要な道もあることを忘れて欲しくない
政権政党がどこになろうと、“命の道”の問題に一刻の猶予も無い
こうしている間にも、ひとつの命が生死の危機に瀕しているのだから。。。
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