★北遠の補助金廃止へ★

水窪

2009年11月07日 08:13

   一昨日の中日新聞に、浜松市の補助金外部評価の記事が掲載・・・

   内容はというと、『市民の目で検討した外部評価は、

   北遠のイベント関連など13件で「廃止」の意見がもっとも多い結果となった』

   要するに北遠における従来のイベントは、全て「廃止」の方向にということである


   内部評価「廃止」→ 外部評価「廃止」の項目を見ると

   そのほとんどが、天竜・佐久間・水窪となっており

   ここ水窪関係で言えば・・・

   みさくぼ祭り、峠の国盗り綱引き合戦、水窪地域産業まつり「夢街道」など

   今後、町の中心的であったイベントの存続が危ぶまれる結果となった




   もちろん、それなりの積算根拠があっての判断であろうし

   その費用対効果を問われれば、返答に困るのかもしれない

   ただ、一般の住民感情には、正直納得しかねる部分もあるようだ

   「どうして、北遠ばかりに集中するのか? 田舎はダメで、中心部だったら良いのか?」

   「市の中心部の無駄使い事業の方が、よほど大きな金額ではないか?」


   仮に、新年度予算編成が上記のような形になるとしても

   行政側から、住民が理解・納得できるだけの丁寧な説明が必要とされるであろう

   事務的な数字の処理だけで、政(まつりごと)を治めようとするのは無理なこと

   ある老人が言った、「だから、水窪のままでいればよかったんだ

   どうせ街がダメになるなら、昔のままでいたほうが諦めがついた・・・」
   

   浜松との合併なくして、旧町村の存続は無かったわけであり

   水窪以外の街でも、同様に行財政改革を迫られている変革の時

   この発言の内容が、明らかに見当違いである事は承知している

   ・・・しかし、私はあえてその老人の言葉を否定する事はできなかった。。。

   今、山村では子どもや若者、雇用の場もコミュニティの場も急激に失われている

   都市と山村では、明らかに浜松市に対する想いに大きな溝がある気がした

   広大な面積を持つこの市は、道のり以上に住民の心が離れてしまっている
 

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