★山の街の景気は?★
景気の後退や雇用の不安が言われ続けてきた今年、、、
うちの農業法人も決算期を迎えます
今日は、顧問の税理士から監査と説明がありました
当然厳しい数字が並んでいます(冷汗)
最近、都会では少しは不況が緩和されてきたような話も聞きますが
この水窪、北遠にいたっては万年不況が当たり前になっています
過疎化と経済の疲弊に、人口の流出や商店の閉店があとを絶ちません
長引く林業の低迷に加え、茶業中心の山間地農業もここ数年急落
大手部品製造の工場のほとんどは閉鎖となり
唯一の頼りだった公共事業も激減、多くの地域住民が雇用の場を失いました
市町村合併により地元職員はわずかに、国や県の出先機関間も無くなりました
さらには、市の商工関連予算は削減され、各団体活動もままならない状態
都会とは、その理由を違え、山の街の経済衰退は深刻です
一部で農業ブーム、森林の保全、自然環境保護など無責任な言葉が先行しますが
現実の山の暮らしは、もう限界が本音、、、
山を守る人達は、もういなくなるのです
政治も大きな政策転換の舵取りをしない限り
この国の山間地域は近い将来、とんでもない危機を迎えることになるでしょう
人とは愚かなもの、失ってその大切さにはじめて気づくのですが
都会の有り余る豊かさと引き換えに、犠牲にしてきたものは甚大でした
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