★山の街の景気は?★

水窪

2009年09月12日 08:28

   景気の後退や雇用の不安が言われ続けてきた今年、、、

   うちの農業法人も決算期を迎えます

   今日は、顧問の税理士から監査と説明がありました

   当然厳しい数字が並んでいます(冷汗)




   最近、都会では少しは不況が緩和されてきたような話も聞きますが

   この水窪、北遠にいたっては万年不況が当たり前になっています


   過疎化と経済の疲弊に、人口の流出や商店の閉店があとを絶ちません

   長引く林業の低迷に加え、茶業中心の山間地農業もここ数年急落

   大手部品製造の工場のほとんどは閉鎖となり

   唯一の頼りだった公共事業も激減、多くの地域住民が雇用の場を失いました

   市町村合併により地元職員はわずかに、国や県の出先機関間も無くなりました

   さらには、市の商工関連予算は削減され、各団体活動もままならない状態

   都会とは、その理由を違え、山の街の経済衰退は深刻です

   一部で農業ブーム、森林の保全、自然環境保護など無責任な言葉が先行しますが

   現実の山の暮らしは、もう限界が本音、、、

   山を守る人達は、もういなくなるのです


   政治も大きな政策転換の舵取りをしない限り

   この国の山間地域は近い将来、とんでもない危機を迎えることになるでしょう

   人とは愚かなもの、失ってその大切さにはじめて気づくのですが

   都会の有り余る豊かさと引き換えに、犠牲にしてきたものは甚大でした

関連記事