★市神様と庚申(こうしん)様★
年に一度、大火の日と同じ日に水窪本町地区で
市神様の祭典が行なわれます。。。
水窪本町は、宿場町として栄え商いの大変盛んなところで
塩の道街道として、多くの旅人が行き交いました
市神は、その市(いち)の繁栄と旅人に安全を与えると信じられた神で
市場は、そこを中心に開かれました
そして、土地の区画を管理する神としての性格もあったそうです
以前(明治17年より前)は、街の中心部に位置していたのですが
昨日紹介した、大正の大火により水窪の入口に祀られ
八十年余に渡り、この場所から街に出入りする人たちを見守っています
また、水窪町の一番はずれにある庚申様もこの日に祀ります。。。
庚申様は、外からの災いを遮る神として古くから信仰されてきましたが
他にも農業の神様としても信仰されており
庚申講では農作業の順調や豊作をみんなで祈願しました
その後、人々のあらゆる願い事の神として崇められるようになり
時に、本町が花街として栄え、芸者置屋さんがあった当時は
毎日芸子さんも、ここにお参りに来るのが日課だったそうです
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