★林業雇用の取り組み★

水窪

2009年01月30日 08:09

   先日、森林の現場見学の訪れたブラジル人家族のうち2組が

   林業に関心を持ち契約などの話の為、再度水窪を訪れました
   

   今回は、在日ブラジル人の支援組織「ブラジルふれあい会」と

   水窪森林組合が窓口となって実現しました



      (ふれあい会理事長と雇用を希望する2組の在日ブラジル人の方)

   ブラジル人失業者は、外国人雇用の多い浜松市の大きな問題です

   製造業中心の旧浜松市での新たな雇用は、すぐには難しい現状にあり

   職種柄、今まで見向きもされなかった農林水産分野が注目されています

   ・・・ただ、正直少し心配なこともあります(私の杞憂ですめばいいのですが、、、)

   地元森林組合長も言っていますが、一次産業は仕事の取得に数年を要します

   それまでの間の、所得補償や就労技術の取得はどうする?

   家族であれば、住宅・教育・子育ての支援という受入側のサポート体制はできるの?

   この日も、ブラジル人学校に通う子供の受入はどうするの?との話も出ました

   それとともに、景気回復の数年後に、彼らは引き続きこの地で

   仕事を続けてくれるのだろうか?


   零細の地方農林水産の法人や組織が、先行投資として負担をしていくわけですから

   一次産業が、都合のいいときだけの受け皿では困ります



                 (水窪森林組合での面接の様子)

   今日は、市の農水部の方も見えられていましたが、、、

   先日の朝、偶然仕事へ向かう途中、花嶋浜松副市長とばったり会い、、、

   「現実には山間地域での外国人の雇用は、まだ難しい課題がいくつかもありますね」

   そんな話もしました

   もちろん、外国人雇用は「失業者には、待ったなし!」の早急の課題であり

   彼らの雇用確保は、何とかしないといけません

   ただ、時の勢いやマスコミの、ある部分二次加工された情報に流されないよう

   雇用する側もされる側も、事の本質を見失わないようにしないといけません


関連記事