★望日(もちい)★
地方では小正月を、望日(もちい)と云います
(恥ずかしながら)昔からの田舎の風習なのに文字を知らなかった
この『もちい』をどう書くか、意外と知らないと思うのですが、、、
(この新木、今では町内の売店でも販売しています)
その昔、1月の始まりが新月(朔)なのか満月(望)なのか意見が分かれ
そのため年始も正月朔日という考え方と、正月望日という考え方があり
小正月というのはこの正月望日を元旦と考える流儀の名残と考えられるそうです
望日、小正月、女正月、若正月ともいいます
また、もちいひ(餅飯)が転じて『もちい』とも、、、
そして、この地方では、新木(にゅうぎ)なるものを祀ります
小正月の飾り物のひとつで、割り木に十二月と書いて門口や屋内に立てます
仏様の正月といわれ、4日にきって11日に新木(樫の木など)を割り
もちいの日は、家の玄関、縁側の柱、神棚など屋敷の隅々へ新木を祀ります
昔は、新木は普通の墨でなく楮(こうぞ;紙の原料)を燃やして
すり鉢ですって作った墨を使って、
椋(むく)の木の筆をつくって字を書いたのだそうです
今でも、普通の年は12月と書き、閏年は13月と書きます
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