★限界集落の医療★
静岡新聞に地元、鈴木診療院の副院長が取り組む
水窪での地域医療の実態と現状が、取り上げられていました
ここの副院長・勝之氏は、代々の地元病院を受け継ぐ4代目
多くの現場の課題と難問をかかえながら、地域の医療活動に携っています
へき地医療に奔走する日々、、、
浜松中心部の病院までの搬送中に死亡するケースを見るにつけ
道路問題に苦言、「都市では、助かる命もこの過疎地では守れない」
常々、早期の152号改良を医師の立場から提言しています
また、市や国の立ち遅れる北遠の地域医療に
「救急医療の体制を整えなくてはならない、○○さんからも言ってください」と
以前、診察してもらった際も、そんな話になりました
私がかかりつけでお世話になっている医師だからではなく
少なくとも、地域医療に根ざしている彼の存在は大きく
山間地に暮らす高齢者たちにとっては、心の拠り所となっています
小泉改革の時、「田舎に住み続けるのは、その地域の人間のエゴであり、
田舎は経済効率からして悪い、都市に出て住めばいい、、、」と
・・・そう言った、愚かな大臣がいました
国民が人間らしく生きるための自由と権利は憲法が保障し
何人(なんびと)にも、生活の居所を決める自由の担保はされなくてはならない
田舎の不都合・不自由は承知の上で、そこに住み続けたいと願う人たちがいる
愛する土地を選び住む人たちの権利は、当然守られるべきであると思います
ここに、限界集落の医療に取り組む一人の医師がいます
市や国はへきち医療の課題に、もっと積極的に真摯な態度で取り組むべきであり
そしてそれこそが、憲法の謳う基本理念にそったものなのではないでしょうか
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