★菊の節句★

水窪

2008年10月07日 08:29

   旧暦の10月7日は、重陽の節句

   重陽の節句は、陰暦の長月(9月)九日の行事で

   菊の花で邪気を払い長寿を祈ります

   重陽の節句は、菊の節句とも呼ばれており


   中国では九の日に邪気を祓うため、菊の花を飾り、菊花酒を飲む習慣があり

   それが日本に入ってきたようです



   行事や祭りの季節感とカレンダーの日付が合わないことがよくあります

   明治に暦がそれまでの陰暦から太陽暦に変わり

   実施の季節が変わってしまったものや

   季節はそのままで、旧暦を太陽暦で読み替えるものもあり混乱します

   太陽暦に変わるまでは、日本の暦に五節句がありました

   ● 人日の節句は、睦月(1月)七日で、七草かゆの日

   ● 上巳の節句は、弥生(3月)の最初の巳の日、桃の花の日

   ● 端午の節句は、皐月(5月)の最初の午(うま)の日

   ● 七夕の節句は、文月(7月)七日

   これらの節句はいまも行事に残されていますが

   太陽暦で行事を行うと季節の植物が、自然には無いのです
   

   伝統行事として、形は何とか無理をして整えられていますが

   その本来の意義や意味は失われていくのだろうと思えます

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