★地元企業の撤退・・・★
この6月を以て、町内最大の企業が撤退します
昨年来からの話ですので、何を今更と思うかもしれませんが・・・
実際にその日を迎えると、町へのインパクトはかなり大きいものがあります
高度成長の途上で、この水窪にも当時たくさんの企業が進出し
不安定な農林業経営から、多くの人が製造工場などの雇用に生活の糧を求めました
しかし昭和から平成へ、グローバル化社会への波は怒涛のごとくおしよせ
企業は厳しい国際競争の中、経営の効率化・合理化の道を歩みます
その途上で、取り残された山間地域の産業は次第に衰退していきました
国をはじめ、安易な中山間地への行政政策は後手に回り
地元地域は、お役所への依存体質から抜けられず、新産業の創出もできず
雇用の喪失は、少子高齢化・過疎化に拍車をかけ
町外への人口流出が止まらず、疲弊していきました
現在、この地で農林業は成り立たず、商店の経営もままならない状態です
しかし、住民の危機感は形となって現われてきません
あきらめなのか? 現実を見ようとしないのか?
まだ、誰かが手をさしのべてくれると思っているのか?
今一度、『自分達の地方自治とは、住民自治とは』を問い直す時なのかもしれません
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